竣工検査には、少なくとも設計事務所検査、役所や審査機関の完了検査、施主検査の3種類があります。中には、工務店で独自の社内検査を行うところもあります。
川口の家では、7/30に設計事務所検査、7/31に審査機関の完了検査、施主検査を行い、その後、私の設計仲間の見学会を行いました。
始めに30日の設計検査では、建物目視検査、建具開閉検査、給水・給湯検査、空調 機器動作検査、照明器具点灯検査等を行います。
このなかで給湯機の検査では、台所と給湯器の設置場所が離れているので、お湯のカランを開けてから、お湯が出るまで何秒かかるかを計測します。この数値を事前に施主に伝えることで、ある程度の覚悟をしていただきます。同様にお風呂のお湯はりが何分かかるかとか、シャワーがお湯になるのに何分かかるかも計測します。
照明器具に関しては、スイッチの位置や動線上、支障がないかのチェックです。 他に全てのコンセントに電源が来てるかチェックしたり、テレビのアンテナジャックでテレビがきれいに映るかをチェックします。
建具に関しては、開閉動作のチェックや蝶番の取付状態、カギのチェックなどを行います。
しかし、残念ながら、空調機の室外機がまだ取り付いていないので、空調機のチェックは後日となり、TVアンテナも当初の設計から変更となったので、こちらも後日のチェックとなりました。
当日は、建築学科の学生さんに協力してもらったので、枠や床に付いたキズ等を細かくチェックしてもらえました。
なお、給湯器からお湯が出るまでの結果は、台所:33秒 シャワー:25秒 洗面器:12秒 風呂のお湯張り:15分でした。
その中で浴室の窓に付けた「マドミラン」の目隠し効果をテストしました。浴室は、北側の道路に面しているので、人のシルエットがわからないようにしたいとの要望で以前にも付けていたというマドミランを取り付けました。
この日は、天気も良く、18時半になってもまだ明るかったですが、手を出してもらって初めて人がいることがわかるくらいの目隠し効果があることがわかりました。
設計事務所検査は、無事終わり、31日の朝9時から審査機関の検査です。
こちらは、特に指摘事項もなく、小一時間で終了しました。
施主検査は、13時からなので、少し時間があくため、できあがった部屋の写真を撮ってみました。
□2階 洋室
□階段室
□2階廊下
□2階和室
□2階バルコニー
□2階書斎
□洗面所
□寝室
□1階廊下
□トイレ
□台所
□小屋裏収納
13時からの施主検査も特に大きな指摘事項もなく無事終了しました。
この後、16時から設計仲間の見学会です。
見学予定者は12名でしたが、一度に部屋に流れ込むと男ばかりのためか、かなり息苦しさを感じます(^.^)
玄関前での記念撮影
見学会終了後は、施主のご厚意により、施主の喫茶店「カフェわ」を開放してもらい、反省会を行いました。
次の日に施主から、近所の人が「異様な雰囲気だった」と言っていたとのこと。
確かに男ばかりが定員オーバーで騒いでいる姿は、異様だったに違いありません。
いよいよ引き渡しが8/6に決まりました。残りは、外構工事です。